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ノーベル化学賞に米と独の研究者2人「ゲノム編集」新手法開発
ことしのノーベル化学賞に、生物の遺伝情報を自在に書き換えることができる「ゲノム編集」の新たな手法を開発した、ドイツの研究機関とアメリカの大学の研究者2人が選ばれました。
スウェーデンのストックホルムにある王立科学アカデミーは、日本時間の7日午後7時前、ことしのノーベル化学賞の受賞者を発表しました。
受賞が決まったのは、ドイツのマックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ氏と、アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ氏の2人です。
2人はそれまであった方法よりも効率的で正確に遺伝情報を書き換えることができる「CRISPRーCas9」(クリスパー・キャスナイン)と呼ばれる、新たな「ゲノム編集」の手法を開発しました。
受賞対象の手法 日本人研究者の発見がもとに
ノーベル化学賞の受賞対象になったゲノム編集の手法、「CRISPRーCas9」は日本人研究者が1980年代に大腸菌で見つけたDNAの塩基配列がもとになっています。
九州大学の石野良純教授は大阪大学に在籍していた際、大腸菌のDNAで同じ配列が5回繰り返されているのを見つけ昭和62年に論文で発表しました。
当時は繰り返し現れる配列が何を意味するのか分かっていませんでしたが、その後、石野教授の論文をもとにヨーロッパの研究者が、この配列が外から侵入するウイルスなどの「外敵」を認識して攻撃する免疫の仕組みに関わっていることを突き止めました。
大腸菌では、繰り返される配列の間に、外敵の遺伝子が組み込まれることで、外敵を認識して攻撃します。
この仕組みを応用して、繰り返される配列の間に目的とする遺伝子を組み込むと、遺伝子を切り貼りするはさみの役割をしている物質を狙った場所に届けることができるようになりました。
この技術で狙ったとおりに遺伝子を切断したり挿入したりすることができるようになり、簡便で精度がきわめて高いゲノム編集の方法として確立しています。
遺伝情報を簡単に、自在に書き換えられる「CRISPRーCas9」は、日本の研究者による塩基配列の発見がもとになって開発につながったのです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201007/k10012652631000.html
「ゲノム編集」技術、基礎に日本の研究 九州大・石野良純教授、特殊なDNA配列を発見
https://www.sankei.com/region/news/170601/rgn1706010004-n1.html
この配列は、ウイルスのDNAを切断・破壊するためのもので、現在急発展中のゲノム編集技術はこれを応用したものなのだ。
自称有力候補
ってコラムが今年もあるんだろうなw
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