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中国、ペロシ氏訪台の動きに反発 軍の動き活発化
アジア歴訪を1日に開始したペロシ米下院議長が近く、台湾も訪問するとの観測が出ている。中国はこれに強く反発、軍の動きを活発化させている。(台北 矢板明夫、北京 三塚聖平)
台湾のテレビ局、壱テレビは1日、ペロシ氏が2日夜に台湾入りすると報じた。ただ、1日付の台湾紙、自由時報は「3日に台湾入り」「4日にフィリピンのクラーク空軍基地から台北に向かう」と諸説を伝えるなど情報は錯綜(さくそう)している。
訪台問題を取材する台湾人記者は「ペロシ氏は台北の松山空港に数時間滞在するだけで、訪問ではなく、日本に向かう途中で台湾に一時立ち寄るという形をとるという情報もある」と話す。台湾の外交部(外務省に相当)は「確かな情報がない。この件について論評しない」とコメントした。
一方、中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は1日の記者会見で、ペロシ氏の訪台は「中国の内政に対する乱暴な干渉で、中国の主権と領土保全を深刻に損なう」と強調。習近平国家主席が7月28日、バイデン米大統領との電話会談で、台湾問題について「火遊びをすれば必ず焼け死ぬ」と言明したことに触れ、「中国が伝えた強烈ではっきりとした情報を十分理解していると信じる」と訪台にクギを刺した。
中国はペロシ氏の台湾訪問をにらみ、軍の動きも強めている。中国メディアによると、中国人民解放軍は7月末から東・南シナ海など中国の周辺海域で複数の軍事演習を実施。7月30日には、台湾から約120キロしか離れていない福建省福州市の平潭(へいたん)島の周辺海域で、実弾射撃訓練を行ったとされる。中国の軍事専門家は一連の軍事演習により進入禁止区域を設けること自体が、ペロシ氏などに向けた「厳しい警告」との見方を中国メディアに示した。
中国空軍の申進科(しん・しんか)報道官は7月31日の記者会見で、「空軍の多様な戦闘機が祖国の『宝島』(「台湾」の意)を飛び回り、国家主権と領土保全を守る能力を高めている」と威圧した。
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アメリカでもペロシ訪台には意見割れてるぽいし。
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