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朝鮮日報
メルケルが見た習近平「多国間協力は口だけ」
12/18(水) 7:21配信ドイツのメルケル前首相の回顧録「自由 記憶1954-2021」が昨年11月26日、世界32カ国で同時に出版されました。1954年に西ドイツのハンブルクで生まれ、東ドイツで成長し、2021年に16年間務めた首相職を退任するまでの経験を綴っています。
メルケル前首相は回顧録の中で、在任中に交流した米国のオバマ、トランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席など各国の指導者について冷静かつリアルに評価しました。
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■気候変化、投資協定では協力
そうした認識の違いにもかかわらず、メルケル前首相は経済や気候変動といった分野を中心に中国と現実主義的な外交を行いました。16年間の在任期間に12回も訪中し、胡錦濤、習近平両主席と会談しました。テレビ会談も10回行いました。訪中の際は北京以外に上海、南京、西安、成都、瀋陽などの地方都市も訪れました。退任を控えた2021年10月13日のテレビ会議で習主席は「メルケル首相は中国国民の長年の友人だ。情と義理を大切にする中国人は長年の友人を絶対に忘れない」と述べました。
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■一帯一路は開発途上国の対中依存度だけを高めた
回顧録には習主席が掲げる「中国夢」に関する内容が出てきます。メルケル元首相は2013年の習主席就任以来、あらゆる問題について討論する機会を持ったといいます。当時習主席は2000年間の人類の歴史について語り、「20世紀のうち18世紀は中国が世界経済と文化の中心だった」という点を強調したということです。19世紀の初めから遅れたが、それまでは世界の中心だったというのです。習主席は「歴史的に正常な状態に中国を戻すべきだ」とし、それを「中国夢」と呼びました。2017年に習主席がトランプ大統領に会った席上、「韓国はかつて中国の一部だった」と発言したことが思い出されます。
中国夢を掲げる中国の攻撃的な動きについては批判的な見方を示しました。習主席は就任初期から東アジアと欧州、アフリカをつなぐ「一帯一路プロジェクト」を推進しました。習主席は多国間主義を実現するためのプロジェクトだと説明しましたが、メルケル前首相の考えは違いました。開発途上国に対する中国の投資が開発途上国の対中依存度だけを高め、開発途上国の主導権を大きく縮小させたからです。
■南シナ海で国際法を無視して勢力拡張
南シナ海全域に領有権を主張する「九段線」を引き、その内側にある島と海はいずれも中国の管轄だと主張したことも批判しました。2016年7月に国際常設仲裁裁判所が「中国の九段線主張は根拠がない」という判決を下したにもかかわらず、国際法を無視して南シナ海で勢力を拡大し続け、ベトナム、フィリピン、マレーシアなど周辺国の反発を招いたとの指摘です。メルケル前首相はさまざまな事例に言及し、中国の政治家は多国間主義を口にしているが、「口だけだ」と切り捨てました。口では多国間協力と相互利益を掲げるが、実際には力で全ての問題を解決しようとしているというのです。現実主義の政治家らしい冷静な評価でした。
メルケルが見た習近平「多国間協力は口だけ」(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュースドイツのメルケル前首相の回…
外交で自分の手柄にすること、名声を得ることを優先し過ぎた
自分が人よりも倫理的に優れてる、人を見る目があると過信し過ぎた
ロシアとさえ出来なかったのに出きる訳が無い
今それを言う?
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