前文略
時間は前後するが、テティルリク村に向かう前に、地域の中心市の1つパザルジク市のハイダル・イキゼル市長(55歳)に、市庁舎でインタビューした。
略
インタビューの内容をかいつまんで記せば次のとおりである。
「このあたりはもともと貧しい地域で、地震の前から経済問題はあったが、地震後はもっとひどくなった。自治体の長が、タイップ・エルドアン大統領の与党である公正発展党(AKP)の支持者か、そうでないかで予算配分に顕著な違いがある。私は野党CHPなので、予算が削られる。明日ドイツに行くが、町の再建に向けた支援を要請するためだ」
──なぜ多くのクルド人がこの地域から日本に行くのか。
「経済的な理由だ。それとヨーロッパ諸国は入国に査証が必要だが、日本は必要ないからだ」
──査証免除の停止を求める議論が日本であるが、どう思うか。
「なぜ日本で働けないのか聞きたい。査証の導入を支持しない。トルコに査証を要求すれば、トルコも同じことを日本にする。両国関係を傷つけることになる。通常の旅行者にも査証が要求されることになる。(労働目的か旅行目的かを)区別するのは容易ではない。査証は人間的ではなく、人権に反する」
● クルド人の不法就労について 市長はどう考える?
──日本でクルド人の多くが不法就労していることをどう考えるか。
「犯罪などを起こした場合は、送還してもかまわないが、ただ働く場合は労働許可を与え、正規に働けるようにすべきだ。パザルジクの犯罪率は低い。日本のクルド人は犯罪者ではない。普通の労働者だ。パザルジクの人間を容易に日本社会に統合することができるだろう」
──就労許可がなく働いているのは日本の制度としては問題だ。
「ここでは経済が一番の問題。日本に行ったクルド人が(査証免除で在留できる期間である)3カ月で帰国するのは厳しい。ここの経済状況は貧しい。ここではクルド人は政治的に迫害されている。というのは公的職業に就くことができないからだ。公的機関に勤めることができないので、失業者はトルコ人よりクルド人の方がずっと多い」
──日本では多くのクルド人が難民申請をしているがどう考えるか。
「日本だけではなく、ドイツ、フランス、オランダ、英国などで難民申請をしている。政治的、経済的理由でここでは生活できないから、彼らはこの町を去る」
──「トルコに帰れば殺される」との主張もあるがそんなケースがあるのか。
「殺されることはない。市長としては国が殺人を犯すとは言えない。ただ、拘束される可能性はある。SNSやフェイスブックなどで反AKPの投稿をすれば、何年間も拘禁される十分な理由になる」
市長には地域経済を預かる行政の長として、失業問題軽減や外貨獲得のために、多くの市民に、いわば出稼ぎで日本をはじめとする先進国で働いてもらいたい、という気持があるのだろう。
ただ、それを相手国の法制度の尊重より優先させるとすれば問題だ。
三好範英
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c03dc1a092e3d5dbe6c8b2eab008a9c1495e793?page=1
⬜️クルド人の不法就労、どう考える?トルコで市長を直撃「日本のクルド人は犯罪者ではない。普通の労働者だ」https://t.co/PGfcBy87Ht
難民でも無い、普通に労働目的です。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) May 24, 2025
だからトルコではただの労働者(つまり難民ではない)でも日本では犯罪者となるケースが多いのだが。
不法は犯罪なんだよ💢
それで不法滞在者ということは強制退去該当者なんですね!
「犯罪者じゃない」=帰国しても捕まったりしないよ
「普通の労働者だ」=難民?そんな訳ないじゃん
ってこと言ってるのでは?
楽天市場