麻生太郎「温暖化のおかげで北海道のコメが美味しくなった」⇒2012年3月 北海道立総合研究機構 農業研究本部 中辻敏朗氏「温暖化は米の美味しさにも影響します。気温が高いほど粘り気が強く、日本人好みの食感となります」

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自民党の麻生太郎副総裁が衆院選の街頭演説で、北海道産米が地球温暖化の影響で品質が上がったかのような発言をしたことに対し、道農民連盟の大久保明義委員長が26日、「全道挙げて品種改良を重ね、『北海道ブランド米』としての地位を確立した結果であり、生産者の努力と技術をないがしろにするような発言は断じて許されない」とする抗議談話を発表した。

 談話では、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする政府の目標に触れ、「地球温暖化を肯定するような言葉を発することは、自民党副総裁の発言としてあるまじき由々しき事態」と批判。そのうえで「温暖化防止対策に取り組んでいる企業や国民にとっても耳を疑うような発言だ」と指摘した。

 麻生氏は25日、道内で街頭演説し、道産米について「昔、北海道のコメは『やっかいどう米』と言うほどだったが、今はやたらうまいコメを作るようになった。農家のおかげか、違う。温度が上がったからだ。温暖化というと悪いことしか書いてないが、いいことがある」などと発言した。【米山淳】

毎日新聞
2021/10/26 19:18
https://mainichi.jp/articles/20211026/k00/00m/010/301000c

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第23回 地球温暖化と農作物
地球温暖化は北海道の農作物にどう影響するか

2012年3月23日(金)
農業研究本部 中央農業試験場 中辻 敏朗(なかつじ としろう)

こんなお話をしました

 地球温暖化は世界の人々の強い関心事の一つとなっています。日本の平均気温は過去100年で1.1℃上昇しており、一昨年(2010年)の夏の猛暑に代表されるように、1990年以降、特に高温年が頻出しています。北海道も例外ではありません。

 このような2030年代の気候が作物へ及ぼす影響について、水稲の例を紹介します。
 水稲は気温に敏感な作物です。気候登熟量示数という指標を用いて水稲の収量を予測したところ、温暖化で稲の穂が出る時期が早まり、現在よりも安定した気象条件で実ることができるため、現在よりも6%ほど増収すると見積もられました。

 温暖化は米の美味しさにも影響します。アミロース(でんぷんの仲間)含量が少ない米は粘り気が強く、日本人好みの食感となります。米のアミロース含量は穂が実る期間の気温が高いほど少なくなる傾向にあるので、2030年代にはその量が現在よりやや低下し、北海道のお米がいっそう美味しくなることが期待されます。

第23回 地球温暖化と農作物|道総研

魚拓
https://archive.md/ilczw





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