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上流で目標千倍超の有機フッ素 岡山・吉備の浄水場
岡山県吉備中央町の浄水場の水から国の暫定目標値を超える有害な有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、県は10日、浄水場の取水源となっていたダムの上流で目標値の1240倍に当たる濃度のPFASが検出されたと明らかにした。
県によると、この地点に近い敷地には大型の土のう「フレコンバッグ」が多数置かれていた。中には使用済みの活性炭が入っており、検査したところ一部からPFASが検出された。敷地を利用する業者は「平成20年ごろから置いていた」と説明し、撤去する意向を示しているという。
県の担当者は「現時点で直接関係しているかどうかは特定できていない」としており、専門家の意見なども踏まえて引き続き関連を調べる。
この問題では、吉備中央町が10月、浄水場から出た水を調べた令和2~4年の検査で、国の暫定目標値を上回るPFASが検出されていたと公表。県が発生源の特定に向けた水質調査を進めている。
※AI先生
フレコンバッグとは、粉粒体を大量輸送することを目的に、織布・樹脂フィルム、または紙のようなフレキシブル(柔軟)な材料を使用し、造られた袋容器です。正式名称はフレキシブルコンテナバッグであり、フレコンバックは略称のひとつです。
フレコンバッグは、ポリエチレンやポリプロピレンをはじめとした合成繊維で作られる袋です。耐久性のある化学繊維を用いているので、丈夫でかつ軽い袋というのが特徴のひとつです。
フレコンバッグは、米・豆・ジャガイモなど穀物の保存や肥料・飼料・その他粉粒体の保存にも使用されます。また、工事現場や農地で荷物を運搬・保管するための袋としても使用されます。
太陽光パネルのバックシートにはフッ素が含まれていると聞いていますけど、その周辺にメガソーラー等の施設はあるのでしょうか?廃パネルのリサイクルを真剣に考えないと、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質も溶け出す可能性があります。少なくとも設置業者は経年劣化したパネルを回収してリサイク… https://t.co/aIWToQu28d
— take5 (@akasayiigaremus) November 10, 2023
関連
※AI先生
有機フッ素化合物(PFAS)は、自然界で分解されにくく、水などに蓄積する性質があります。また、人への毒性も指摘されており、国際条約で廃絶や使用制限されています。
PFASは、フッ素が複数、1つの分子にくっついているような有機化合物の総称で、4,730種類以上あると考えられています。その中には、すでに毒性があることが分かっているものもあります。
PFASには、次のような健康リスクがあるとされています。
発がん性
胎児の低体重
成人の生殖機能への悪影響
肥満
甲状腺疾患
PFASは、20世紀半ば以降、多くの製品に使用されてきました。しかし、徐々に人体や環境に対しての有害性が明らかとなり、近年ではPFAS汚染が「命の問題」として、世界的に取り扱われるようになりました。
※AI先生
太陽光パネルには、耐久性や耐候性の向上のために、フッ素材料が使用されています。フッ素樹脂は炭素・フッ素結合から構成される有機フッ素化合物で、耐候性や汚れ防止機能を備えています。太陽電池モジュールの背面側表面の保護や、集光パネルのバックシートなどに使用されています。
また、有機フッ素化合物は、その特有な性質によって電子材料をはじめ様々な分野で注目されており、有機薄膜太陽電池の分野でも、フッ素の特性を活かした有機半導体材料による応用例が報告されています。
一方、有機フッ素化合物PFASは廃棄された後、分解されるまでに長い時間がかかります。業界団体は、今後広くPFAS関連製品の使用が禁止されれば、携帯電話やソーラーパネルなどに使用されている約600のPFASについては、代替品が入手できるとしています。
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三井住友建設、吉備中央町にメガソーラー稼働
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/02301/?ST=msb
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