「K-POP勢はあまり視聴率に貢献していない」NHKの過剰な〝忖度〟でK-POP勢への風向きが変わった　⇒ ネットの反応「あまりじゃなくて全然だろ」

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昨年大みそかの『第75回NHK紅白歌合戦』で、NHKが一部のK-POP勢に対しての〝忖度〟が過剰すぎたのではないかという声があがっている。

『週刊文春』１月16日号によると昨年12月29日、リハーサルを終えた『ILLIT』が取材会とフォトセッションに出席。事前に報道陣に対して、NHKが「今年の漢字は？」というありきたりな質問がNGであることを通告したという。その理由は「漢字は日本のもので韓国にはないから」だったというが、それ以上に、NHKのあまりにも過剰な忖度により、数々のNG事項が報道陣に通達されていたというのだ。

「質問に関して配布された書面では、政治的背景を含むもの、台湾に関する質問、メンバーのプライベート、ダイエット・体系管理にまつわる質問などはNG。さらに、記事に関しては、K-POP・韓流・アイドルなどの表現、《韓国・日本・台湾出身のメンバーが集まった》という表現などはNG。明らかに気を使いすぎです。おそらく、先方の事務所のリクエストをすべて受け入れていたのでしょう」（紅白を取材したスポーツ紙記者）

NHKがそこまで気を使ったのは、一昨年の旧ジャニーズ事務所に続き、昨年もSTARTO ENTERTAINMENT勢の出場がなく、K-POP勢が若い視聴者の視聴率獲得の切り札として投入されたからだろう。紅組は『ILLIT』、『LE SSERAFIM』、『TWICE』、白組は『TOMORROW X TOGETHER』の４組が出場した。この選考に関しても一部の事務所への配慮がうかがえていた。

「一昨年に特別企画で出演した『NewJeans』は、日本での人気を考えると、選ばれても当然でしたが、プロデューサーのミン・ヒジン氏（45）が所属事務所の本体であるHYBEと契約問題などで大バトル中。NHKは世界的なグループである『BTS』も所属するHYBEとの今後の円滑な関係を維持するため、『NewJeans』を外しました。『TWICE』以外の３組はHYBE傘下の『NewJeans』とは別の事務所の所属です」（音楽業界関係者）

◆K-POP勢はあまり視聴率に貢献していない

本番では特別企画で初登場となった人気ロックバンド『B’z』の生歌唱などが盛り上がった。だが、ここ数年、若い視聴者獲得を狙い試行錯誤しているNHKとしては、歌手別視聴率は制作サイドの思惑通りの結果とはならなかったようだ。

「トップは大トリを務めたMISIAさん（46）の35.1%（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）。２位は10月に亡くなった西田敏行さんの追悼企画で34.5%。以下、４位は『B’z』の34.3%、６位は高橋真梨子さん（75）の33.8%、８位はイルカさん（74）の33.7%、９位は石川さゆりさん（66）の33.6%、10位タイは南こうせつさん（75）と氷川きよしさん（47）の33.5%。歌唱順の関係もありましたが、結局、年配の視聴者が支持する歌手たちが視聴率を獲得することが浮き彫りになってしまいました。

とくにK-POP勢トップだった初出場の『ILLIT』は28.7％で、ほかの３組も30％ほど。視聴率的にはあまり貢献度がなかったことが判明しました。それにもかかわらず、過剰な忖度ぶりも指摘されていることで局内ではK-POP勢の不要論が巻き起こっているといいます。今年はK-POP枠が減ることになるかもしれません」（前出・スポーツ紙記者）

昨年の紅白は平均世帯視聴率が第１部で29.0%、第２部が32.7%。史上ワーストとなった一昨年の数字から「微増」した。今年は例年になく「盛り上がった」という評判だったことから「歌手別視聴率」の数字は今後の巻き返しのヒントになるのかもしれない。

FRIDAYデジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/7031b14b0be61b04e6cba972fb8565d4cca242d6