マクロン氏、アジアと欧州に団結呼び掛け 中ロ「圧政圏」に対抗
【AFP=時事】エマニュエル・マクロン仏大統領は30日、「圧政圏」の構築を企てる中国とロシアを阻止するため、欧州とアジアに新たな同盟の構築を求めた。
マクロン氏はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で、領土と資源を奪おうとする国々に対し、国際社会が団結するよう呼び掛けた。
「われわれは、勢力圏という名の下に圧政圏を押し付けようとする修正主義国家という課題に直面している」「欧州の辺縁から南シナ海の島々に至るまでの地域を支配しようとする国々、漁業資源であれ鉱物資源であれ、資源を独占し、自国の利益のために他国を排除しようとする国々が存在する」と説明した。
マクロン氏は中国に対し、「北大西洋条約機構(NATO)が東南アジアやアジアに介入するのを望まない」のであれば、同盟国である北朝鮮が部隊を派遣してロシアのウクライナ侵攻を支援しているのを止めるよう強く求めた。
また、アジアの指導者たちに対し、ウクライナ紛争を自分たちとは無関係な遠い問題と捉えないよう警告。
「ロシアがウクライナ領の一部を、いかなる制限も制約もなく、国際秩序からの反応もなく奪うことを許されるとしたら、台湾有事をどう表現するだろうか」「フィリピン有事の際、あなたはどうするだろうか?」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7643030edf98480690388bc62e85d1a6f7e81d9
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