<東京新聞> 農家が参政党に熱視線 神谷代表の地元・福井で感じた「なんとなく自民」の空気が変わった理由
2025年7月4日 13時00分 有料会員限定記事
「農家」といえば自民党の大票田だったはずだが、地殻変動が起きているのだろうか。
3日に公示された参院選で、議席を大きく伸ばす可能性があるのが参政党だ。直近の東京都議会議員選挙で4人を擁立して3人を当選させ、勢いに乗る。
都議選直後の週末、神谷宗幣代表の地元・福井県で街頭演説会と政治資金パーティーがあると聞いて足を運んだ。
そこで感じたのは、農業関係者からの熱い視線だった。(佐藤裕介)
◆YouTubeをきっかけに支持「農家観や国家観が合致」
参政党は、「日本人ファースト」のキャッチコピーで支持を拡大し、一部の世論調査では既に共産党や日本維新の会を上回る政党支持率を獲得している。
6月28日午後4時、福井市の福井駅前、参政党の街頭演説会には200人以上が集まり熱気に包まれた。
神谷代表は福井県西部の高浜町出身。2024年の衆院選では、参政党の比例代表の都道府県別得票率は福井県が全国2位の5.28%(1万8234票)だった。
マイクを握った神谷代表は「もし有事が起きたら、日本は食料が足らない」と強調。農業生産者が減少傾向にあり、食糧自給率(カロリーベース)が38%という水準であることを踏まえ、「(有事で)世界の流通が止まれば、一番餓死者が多いのは日本だと言われているぐらいだ」などと訴えた。
演説に耳を傾けていた団体職員の男性(43)は「ここは田舎だから農家の人からは『人手不足は本当に大変な問題だ』ということをよく聞く」。
参政党の農業政策には賛同できるといい、「自民党が嫌だという農家の人たちの受け皿になるようなことを言っていると思う」とうなずいていた。
参政党の参院選公約 「米の確保と食の安全」を掲げ、コメの増産や輸出の奨励、農林水産業従事者の公務員化による担い手確保などによって、食料自給率を100%に引き上げるとしている。有機(オーガニック)食材を使った地産地消型学校給食の推進も訴える。
今回の取材では、声をかけた人に農業関係者が多かったのが印象に残った。
福井市の南隣、鯖江市で辛味ダイコンやニンニクなどを生産している徳橋玄基さん(28)は、参政党と「農家観や国家観が合致」して支持者になったと記者に語った。きっかけは3年前の夏に見た神谷代表のYouTubeだったという。
辛味ダイコンは、福井の郷土料理「おろしそば」に不可欠の食材だ。地域の食文化にとって重要な作物を作っている自負の徳橋さんの目に、日本の農業は危機的な状況に映る。
「参政党が主張するような農政改革を実現しなければ、いつまでたっても日本の食料自給率は上がらないし、伝統的な食文化を守っていくこともできない」
(略)
※全文はソースで。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/417040
このあたりは自民の牙城だよね
中国ファーストしかいなかったもんな
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