【参院選・激戦区ルポ】二階陣営は「パンダは失敗だったかも…」 和歌山・二階氏vs.世耕氏の仁義なき「紀州戦争」
参院選・和歌山選挙区(改選数1)の「紀州戦争」が激しさを増している。
自民党は二階俊博元幹事長の三男、二階伸康氏を擁立。一方、安倍派の裏金事件で自民を離党した元経産相の世耕弘成衆院議員は、元有田市長の望月良男氏を“刺客”として送り出し、支援している。昨年10月の衆院選和歌山2区で、自民公認の二階伸康氏と無所属となった世耕氏が争い、世耕氏が圧勝した「紀州戦争」。その第2ラウンドが、参院選で繰り広げられているのだ。
略
■パンダ外交をめぐっても応酬
この激しい「戦争」に巻き込まれたのが、「パンダ」だ。
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)最大のセールスポイントだったパンダ4頭が6月末に中国に返還され、話題になった。日本と中国の「ジャイアントパンダ保護共同プロジェクト」の契約期間満了に伴うものだが、和歌山ではパンダの再貸与を求める機運が高まっている。かつてパンダ外交を後押ししてきたのが、日中友好議員連盟の会長も務めていた二階俊博氏。俊博氏と中国との親密な関係は知られるところで、伸康氏も秘書としてそれに接してきた。そのため二階氏は参院選の演説で、
「パンダを白浜に戻したい。中国と交渉したい。そのためには参議院議員のバッジが必要なのです。地域の経済効果は1300億円」
などと何度も訴えた。するとこれを踏まえて世耕氏は自身のXで、こう切り返したのだ。
〈パンダは大きな観光資源であるし、帰ってきたらとても嬉しい話だが、一方で私はパンダに関して政治家は関与や中国に対する「お願い」をすべきでないと思っている〉
〈そうでないと相手のパンダ外交に乗せられてしまうことになる〉
これについて二階氏陣営のA氏は、
「パンダは失敗だったかもな。受けていない」
と暗い表情だ。
対する世耕氏陣営のB氏は、笑みをこぼす。
「鶴保氏の失言にパンダと、二階氏側はこちらが反撃できるネタをよく提供してくれます。オウンゴール連発だ」
パンダも取りざたされる「紀州戦争」の行方はいかに?
(AERA編集部・今西憲之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/01cd5e127e9c9e4ab05dc4e7f2b7bfb97a32df43?page=1
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俺の邪推
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中国「二階の息子を議員にして、もう一度、中国の手先として使えんやろか…。 せやっ‼️一旦パンダを和歌山から引き上げて、二階の息子を参院選で当選できるよう仕向けたろw」
↓
“パンダロス”に悲しむ県民
↓
二階息子「パンダを再び和歌山に‼️」を公約。
↓
どうする?和歌山県民🤔 pic.twitter.com/DpwvI97glz— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) July 15, 2025
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