“総裁選前倒し” 賛同議員の氏名「公表」決まる
自民党の“総裁選前倒し”の議論をめぐり、党の選挙管理委員会は先ほど、前倒しに賛成した議員の氏名を公表することを決めました。
自民党総裁選は前倒しされるのか。その意思確認に向けた議論が大詰めとなっています。
自民党 逢沢一郎 選挙管理委員長
「大きな判断を議員の皆様、また各県連の皆様にお願いする時期も、 そう遠くないという認識の中で議論をさせていただきたい」
午後、2回目の会合を開いた自民党の選挙管理委員会。最大の焦点は、総裁選の実施に賛成する議員の氏名を公表するかどうかです。
自民党・総裁選管の関係者
「氏名を『公表しろ』とか『するな』とか、いろんなところから圧力がかかっている」
党を二分する様相を呈するなか、参議院選挙に敗北した総括をめぐる議論も佳境を迎えています。あさって報告書を取りまとめ、来月2日に「両院議員総会」を開き、公表する予定です。
焦点の1つは、「政治とカネ」の問題が与えた影響をどう明記するか。党内の意見は割れています。
自民党関係者
「政治とカネの問題でケジメを付けられないと判断された自民党が有権者に嫌われたんだ」
自民党若手議員
「(参院選は)総理が与党で過半数という勝敗ラインを決めて戦ったんだから、政治とカネが敗因だったなんて言い訳、通用しない」
自民党関係者によりますと、政治とカネをめぐる記述は「国民の信頼を損ねた」など、敗北に何らかの影響を与えたという内容を盛り込む方向で調整が続けられているということです。
もう1つの焦点が、石破総理や森山幹事長ら執行部の責任問題です。森山氏は総括がまとまれば、辞任する可能性を示唆しています。
自民党中堅議員
「総裁選前倒しに賛成するかどうかは、石破総理の責任の取り方をみてから考える」
敗北の責任が総裁選の前倒しの是非にどう影響するのか。議員の様々な考えが交差するなか、先ほど、選挙管理委員会が結論を出しました。
自民党 逢沢一郎 選挙管理委員長
「(申し出る場合は)書面に署名・捺印をしていただくことを改めて確認いたしました」
選挙管理委員会のトップを務める逢沢氏はこのように話し、総裁選の前倒しを求める議員の氏名は公表することに決めたと明らかにしました。
意思確認は参院選の総括が終わり次第、速やかにおこなう方針で、原則、議員本人が党本部に書面を提出するよう求めるということです。
石破総理の進退をめぐる議論は、来週ヤマ場を迎える見通しです。
▼TBS NEWS DIG
https://youtu.be/s3yjqZBiKbs?si=dLjh9helPusvhu0O
賛成しなかった都道府県に対しても重点的に候補者を擁立すべき。
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