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上空約400キロに浮かぶISS(国際宇宙ステーション)に3人のロシア人宇宙飛行士が新たに迎え入れられました。
■“黄色の服”でISSへ
3人が着ている鮮やかな黄色い服には、ロシア国旗もプリントされていますが、ウクライナ国旗を連想させる青色のデザインも施されています。
侵攻開始以来、黄色と青色を身にまとうことは、ウクライナへの連帯を示す意味と捉えられています。
ロシアの宇宙開発機関・ロスコスモスの管制官:「服はなぜ黄色いのですか?ISSクルーメンバーはグレーの服を着ていますが?」
ロシア人宇宙飛行士 オレグ・アルテミエフ氏:「黄色い生地が多く余っていたので、使わなければならなかった。だから今回は、黄色の服になりました」
ロシア政治に詳しい専門家は、次のように話します。
慶応義塾大学総合政策学部・廣瀬陽子教授:「もものあたりを見ると、3人そろって青と黄色のストライプ、ウクライナ国旗にどうしても見えてしまうような色合いを身に着けているというのは、ウクライナに対する連帯と考えてもおかしくないんじゃないんでしょうか。やはり反戦、反プーチンというところだと思います」
■前代未聞の“放送事故”
もう一つの異例な事態は、モスクワのスタジアムで開かれたクリミア併合8周年を祝う式典で起きました。
暗殺を警戒し、潜伏生活に入っていると噂が飛び交うプーチン大統領が、先月24日の侵攻開始以来、初めて国民の前に姿を現したときのことです。
スタジアムの内外に20万人が集まったといいますが、参加者を取材した独立系ニュースサイト「メドゥーサ」は“中には遊び感覚で来た人もいた”と報じています。
参加した男性公務員:「上司に行くように要請され、報酬ももらえるというので来ました」
大勢の観衆を前に、ウクライナ侵攻の正当性を熱弁するプーチン大統領。この模様は、ロシア国営テレビを通じて生放送されていました。
プーチン大統領:「人々を苦しさやジェノサイド(集団殺害)から解放させることが(ウクライナ東部の)ドンバスとウクライナで軍事作戦を開始した主な動機と目的です」
そして、異変が起きたのは演説が終わりにさし掛かったとき、突然、映像がコンサートのVTRに切り替わってしまいました。
大統領の演説が中断されるという前代未聞の放送事故に、ロシア大統領府は「原因はサーバーの技術的な問題」と説明しています。
慶応義塾大学総合政策学部・廣瀬陽子教授:「やはり相当、批判的な人が増えていると推察します。もうすぐ戦争が始まって1カ月になろうとしている段階で、“もうこれ以上やめてくれ”というメッセージも含まれているのではないでしょうか」
(「グッド!モーニング」2022年3月21日放送分より)
[テレ朝news]
ウクライナ接収後を考えてのデザインじゃないんかな
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