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「力ずくで性行為された」福島・飯舘村出身の俳優が実名で被害訴え 相手は劇作家の谷賢一氏
原発事故を題材にした演劇「福島三部作」で岸田国士(くにお)戯曲賞を受賞した劇作家・谷賢一さん(40)から「性行為を強要された」などとして、福島県飯舘村出身の俳優・大内彩加(さいか)さん(29)が、11月24日付けで谷さんに慰謝料など550万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしました。
大内さんは2018年から谷さんが主宰する劇団「ダルカラードポップ」に所属。20日、オンライン記者会見を開きました。
■力ずくで性行為「心身ともに病んだ」
訴状によりますと、大内さんは2018年7月、東京都内で谷さんと飲酒後に「終電を逃したから家に行く」と言われ、自宅で力ずくで性行為をされたなどとしています。
大内さんは2018年6月に谷さんの劇団のオーディションに合格し、当時、谷さんが原発事故を描いた演劇「福島三部作」に出演していました。
その後も谷さんは「セクシャルハラスメントを日常茶飯事というレベルで繰り返し(訴状より)」、大内さんは2022年6月にうつ病と診断され、投薬治療を続けているということです。
会見で大内さんは「圧倒的に優越的な立場にあった(訴状より)」谷さんから「日常的に胸を触られたり、卑猥な言葉をかけられたり、ハラスメントが絶えない現場だった」「長年性的なハラスメント、性暴力を受け心身ともに病んでしまった」と涙ながらに語りました。
また、大内さんは実名を公表したことについて、「私自身が受けた被害をしっかりと顔を出して名前を出して言わないと彼はもみ消すと思う」と話しました。
■谷氏「司法の場で争う」新作公演は中止に
谷さんの新作劇「家を壊すー他、短編ー」は、南相馬市で16日から公演予定でしたが、公演の前日に大内さんがSNS上に性被害を受けたと投稿したことを受けて、実行委員会が中止していました。
公演前日のタイミングになったことについて、大内さんは自身が原発事故の避難区域となった飯舘村出身の被災者であることにふれ、「演劇のことを好きな人たちが被害を受ける前に公演前に告発したいと考えていた」と説明しました。
一方、谷さんはSNS上で「私が彼女に対し訴えにあるような行いをしたことはございません。」と否定したうえで、公演の中止について「訴状すら見ず、司法の判断も待たずにこの決定を下すことは私刑と同じであり承服できません。続きは司法の場で争いつつ、私個人として、この社会的風潮に対し抗議の声をあげていこうと考えております。」とのコメントを発表しました。
関連ツイート
この度は私に関することで大事なお客様、および公演関係者に多大なるご迷惑とご心配をおかけしていることをまず深くお詫び申し上げます。以下、ご一読頂ければ幸いです。
本日公開された大内彩加さんの文章について https://t.co/sgFKBV6jWq
— 谷賢一 (@playnote) December 15, 2022
谷さんは、来年1月20日から原発事故の避難区域が残る富岡町で開催される「富岡演劇祭」にも参加予定でしたが、主催するNPO法人「富岡町3.11を語る会」の青木淑子代表は19日、SNS上で「谷賢一氏については助言を頂き、運営スタッフとして尽力していただいたことは事実です。今回の問題は、残念でなりません。今回の富岡演劇祭への一切の関わりをお断りしました」とのコメントを発表しています。
テレビユー福島
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4f4d3dbf29f6d97f673741e7c86822e9656e14
テレビなどに出る有名な俳優、著名な集団も、それはもう常軌を逸した形でひどかった。
自分の印象では、この界隈はかなり闇を抱えた問題のある人間の率が高い。そういう人が、直接の他人からの承認を求めて舞台や人前に立つ印象。
こういう事例は氷山の一角どころではない。
裁判で結果が出るまでは両者に誹謗中傷がないように願う。
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