釧路湿原メガソーラー建設現場 登山家の野口健さんとタレントのつるの剛士が視察
北海道の釧路湿原国立公園周辺で相次ぐ大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り、環境面の懸念から中止を訴えるアルピニストの野口健さんが2日、釧路市内の工事現場と建設予定地を視察に訪れた。
2カ所のメガソーラーは、いずれも「日本エコロジー」(大阪市中央区)が計画。工事現場は森林法に定められた知事の許可を得ていなかったとして、北海道が9月に工事の一部中止を勧告し、同社は工事の一時中断を表明している。
一方、建設予定地は国の天然記念物、オジロワシの営巣木から半径500メートル以内にかかり、釧路市教育委員会が4月、ひなの成育に影響を及ぼす恐れがあるとして、文化財保護法に基づき同社に9月末までの立ち入り禁止を通告していた。
野口さんは8月、インターネット上で公開された工事現場の空撮動画を自身のX(旧ツイッター)で触れ、「この凄(すさ)まじく愚かなメガソーラー計画に限らず日本中で悲鳴が上がっている」と批判。視察の意向を表明していた。
視察では、空撮動画を公開した猛禽類医学研究所(釧路市)の斉藤慶輔代表が案内。野口さんの呼びかけに応じたタレントのつるの剛士さんも同行した。(坂本隆浩)

この数日間、釧路周辺の行政訪問。首長の方々との意見効果。理想は釧路市がだしている「ノーモアメガソーラー」を釧路市のみではなく、釧路市&周辺自治体による共同宣言だと考えています。明日は釧路市長との鶴丸市長との意見交換。そして記者会見。先程、つるの剛士さんとも合流しました。釧路まで駆… pic.twitter.com/ig5BHklW9j
— 野口健 (@kennoguchi0821) October 1, 2025
おはようございます☀ https://t.co/EJBsExZRzn pic.twitter.com/ecAa7pvclh
— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) October 1, 2025
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