<朝日新聞>世界は空前の抹茶ブーム 余波で国内のお茶高騰 「お~いお茶」も「綾鷹」も…
古くから茶業の盛んな静岡市葵区足久保は、静岡茶発祥の地ともいわれる。昨夏、米国でカフェを経営する男女2人が、山あいの茶畑を訪れた。
案内役は、地元の茶農家らでつくる「足久保ティーワークス茶農協」の松永哲也組合長(52)。「目的は抹茶。海外の方は比較的高値で買ってくれる」のだという。
松永さんによると、3年ほど前から海外のバイヤーが茶葉を買い付けに来るようになった。2025年は特に増え、米国以外にも、コロンビア、ベトナム、マレーシア、オランダ、ドイツと各国から殺到したという。
お湯を注いで飲む煎茶・番茶に対し、抹茶は一定の間、光をあてずに育てた茶葉を粉末にし、お湯に溶かして楽しむ。抹茶ラテなどの原材料にもなる。健康志向や日本食への関心の高まりとともに10年代半ばから海外で人気が高まり、いまや空前の抹茶ブームだ。調査会社グローバルインフォメーションによると、24年から年平均7.9%で成長し、30年の市場規模は74億3千万ドル(約1兆1千億円)になる予想という。
その波に乗るのが、国産茶だ。
財務省の貿易統計などによると、抹茶を含む緑茶の25年1~10月の輸出量は1万84トン(前年同期比44.1%増)。年間1万トンを超えるのは1954年以来71年ぶりだ。輸出額も539億円に達し、過去最高だった2024年の364億円をすでに上回る。
煎茶・番茶より抹茶の方が高値で売れるとあって、国内では抹茶への生産切り替えが進む。農林水産省も25年、抹茶シフトを明確に打ち出した。
だが、そのあおりは国内の消費者が受ける。業界関係者が「経験がない」という、お茶の急激な価格高騰が始まった。
番茶の値段が「玉露」超え
「消費者も生産者も望まない…(以下有料版で,残り1775文字)
朝日新聞 2026年1月2日 14時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTDY4199TDYULFA00FM.html?ref=tw_asahicom
ただの粉末茶
○便乗
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