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玉川徹、過去にもデマを拡散…“被害者”らの怒りの声 ディレクターには「パワハラと思うくらい厳しい」
いずれこうなると思っていた……。国葬の弔辞を巡るデタラメ発言で大揺れの10日間を過ごした、テレ朝社員・玉川徹(59)。このコメンテーターの履歴を振り返れば問題発言の連発で、反権力アジテーターと見紛うばかり。炎上するのは当然の結果なのである。
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毎朝、目を吊り上げ、口をトンガラせて、「許せません!」「ありえない!」。傲慢、尊大、上から目線の発言を連発……。
なぜ平日朝8時からこのストライプスーツ姿の「一社員」のご高説が流れているのか。そしてなぜ、視聴率が取れているのか。疑問に思う向きは少なくなかっただろう。
(略)
■デタラメ情報に振り回された当事者
番組同様、素の姿も唯我独尊の傾向にあるらしい。
「菅さんの騒動を聞いて、またそんなことを言っているのか、と思いましたよ」
とは、嘉悦大学の高橋洋一教授。
高橋教授は元財務官僚で、菅政権で内閣官房参与を務めていた昨年5月、日本のコロナの感染状況について海外に比べて「さざ波」と発言。これに早速、玉川氏がかみつき、「官房参与は国税を使って任命されている」とコメントした。
「これはデタラメで、私は無報酬で、交通費ももらっていませんし公用車すら利用していませんでした。だからTwitterでその旨を書き、それを受けてテレ朝も官邸に取材して、そのことを確認しているんです。しかし、その後、謝罪も訂正もありませんでした」
さらにこうも言う。
「少し確認すればわかることなのにそれをしない。まあうそも交えて批判するのが彼の芸風ですから、今回の発言もさもありなんです」
■デマを流されたことに憤る前箕面市長
また、
「公共の電波で発言することの責任をまったく自覚していませんよね」
と呆れるのは、大阪・箕面市の倉田哲郎・前市長である。
2年前の1月、玉川氏は同市にある「箕面大滝」が観光スポットとして取り上げられた際、余計にもこんな一言を付け加えた。
「(以前この滝について)取材しましたよ。(市が)トンネル掘ったら(その影響で)滝の水が少なくなったと」
倉田前市長が言う。
「その話は2006年頃にいくつかのマスコミが報じたんですが、全くの事実誤認で、実際、流水量を調べてもそんなデータは出ませんでした。市のイメージや観光に風評被害をもたらしていたので、HPやSNSなど、あらゆる媒体で誤りであることを示し、ようやく理解してもらえるようになってきていたんです」
しかし、玉川氏の発言はその努力を振り出しに戻した。
「思わず力が抜けました。地元の方も激怒していましたよ。間違いであることはインターネットで少し検索すればわかること。それもせず、軽率に発言をするとは許せませんでした」
倉田市長(当時)は正式にテレ朝に抗議。番組は謝罪と訂正をしたが、玉川氏はついに頭を下げなかったという。
■致命的なミス
冒頭の石戸氏は言う。
「以前、玉川さんは、スタジオでの感想は多少踏み込んでもいいが、基本的なデータやファクトは正しく報じなくてはいけないと周囲に語っていた。間違えが重なると番組の信頼が損なわれる。逆に相手が反論しても事実が合っていれば番組の信頼は増す、と。しかし、今回はこうした態度が消え失せていた。自分の姿勢が支持されたという自負が、これくらい言っても大丈夫だろう、と軽率な発言につながったとみます。致命的なミスでしょう」
ちなみに、彼が謹慎中の10日間、「モーニングショー」の視聴率は普段とそれほど変わらなかったという。
週刊新潮 2022年10月27日号掲載
(全文はソースでご確認下さい)
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/10231059/?all=1
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