＜富山チューリップテレビ＞機械メーカー「不二越」　不二越訴訟連絡会のメンバーが、徴用工問題を巡る韓国政府案に反対デモ　＝ネットの反応「チューリップテレビさんよ、この人達の言ってることが本当なのか裏どりもせずに、一方的な意見を垂れ流してるのか？」

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徴用工問題韓国が肩代わり案を検討　不二越訴訟の支援団体からは反対の声　日韓協議の最終局面で

徴用工問題の解決へ向け、日本企業の賠償金を韓国の財団が肩代わりする案が浮上しています。しかし、機械メーカー・不二越で強制労働をさせられたと訴える女性たちはこの案に反対しています。日韓協議が大詰めを迎える中、支援団体が22日、あらためて不二越に謝罪と賠償を強く求めました。

不二越訴訟連絡会　中川みゆきさん:
「今の韓国政府案は許せない。まず不二越が、企業が謝罪すべきだということを訴えています」

徴用工問題を巡る韓国政府案に反対しているのは、元徴用工たちを支援する団体、不二越訴訟連絡会のメンバーです。

不二越の株主総会を前に、原告への謝罪や賠償を訴えました。

徴用工問題を巡っては、第二次世界大戦中に女子勤労挺身隊として労働を強いられたとする女性たちが韓国各地で不二越を訴え、2019年に韓国高裁で勝訴。

裁判所は不二越に対し、原告1人あたりおよそ1000万円の賠償を命じ、現在は、最高裁で争われています。

一方、韓国政府は日本企業の賠償金を韓国の財団が肩代わりする案を検討していて、林外務大臣が今月18日に韓国の朴外相と協議を行うなど解決に向けた最終局面を迎えています。

22日の株主総会では不二越訴訟連絡会のメンバーが株主として参加。高齢の原告10人のうち、意思疎通ができる5人はあくまでも日本と不二越による謝罪と賠償を強く求めていることを質問状を通じて伝えましたが、不二越側は「強制連行・強制労働の事実はない」と、従来通りの回答をしたということです。

総会を終えて連絡会が、不二越訴訟の原告で元挺身隊の金正珠さんのメッセージを読み上げました。

金正珠さん:
「不二越は私たちを奴隷扱い。社長は賠償、謝罪しなければならない」

また、韓国で教師をしていた母親が挺身隊7人を不二越に送り出したという男性が、初めて会見に参加しました。

不二越に挺身隊を送り出した女性教師の息子
若谷政樹さん:
「母は93歳で4年前に亡くなった。小さな子どもを不二越に送ったことを悩んで死んでいった」
会見には韓国の支援団体もオンラインで参加。韓国政府は日韓関係修復のため徴用工問題の解決を急いでいるとし、政府案には被害者だけでなく国民も反対していると述べました。

韓国の支援団体:
「こんな方法ではまともな韓日関係復元はできない。戦争被害者たちが放置されてるのは未来の世代のためにも不幸なことです」

韓国外務省は2月28日、徴用工訴訟の原告を集めて政府案を説明する方針で、連絡会も現地入りし、不二越訴訟の原告たちと対応を協議します。

連絡会が株主総会に提出した質問状の回答内容について不二越は、担当者が不在のため、コメントできないとしています。

チューリップテレビ