北朝鮮、工作員らに保守系YouTubeやＳＮＳに逆工作指示　「保守勢力のユーチューブチャンネルに対し、告訴・告発戦を展開」「保守ユーチューブチャンネルに入り、社会的物議を及ぼしかねないコメントや漫評をわざと投稿し、法的問題を起こす逆工作を展開」など

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「保守系ユーチューブに逆工作」「反日デマ流布」…北朝鮮、韓国内地下組織にネット空間への浸透を指示

ソウル中央地検は15日、H容疑者（60）ら「昌原スパイ団」関係者4人を国家保安法違反の罪で起訴し、「韓国社会の変化に合わせ、北朝鮮からユーチューブ、ソーシャルメディア（SNS）などオンライン空間への浸透を指示されるなど、対南工作方式が進化した」と指摘した。

　検察によると、4人は2019年6月、北朝鮮の対南工作組織である文化交流局から「ユーチューブ活動強化および保守ユーチューブに対する逆工作指示」を受けた。
4人が結成した「自主統一民衆前衛（自統）」の能力を総動員し、①リベラル陣営ユーチューブをフォローしたり、独自のユーチューブチャンネルを開設したりして、各チャンネルが組織的に連携すること②保守勢力のユーチューブチャンネルに対し、告訴・告発戦を展開し、中核メンバーが保守ユーチューブチャンネルに入り、社会的物議を及ぼしかねないコメントや漫評をわざと掲示することで、法的問題を起こす逆工作を展開する－－などの事項を指示したとされる。

　検察はまた、北朝鮮がH容疑者らにソーシャルメディア（SNS）で「反米・反保守」関連集会のカードニュースを製作、拡散することや反日感情を高めるデマを流布することを指示したと指摘した。
北朝鮮は昨年5月、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領とバイデン米大統領による韓米首脳会談について、「北朝鮮への圧力で協調を物乞いしながら、北朝鮮と対決する凶悪な心を見せている」と非難し、「市民団体などと連携した韓米軍事演習中止ろうそく集会などで闘争せよ」と指示したという。 H容疑者らはそれを受け、「外交惨事」などといった内容のカードニュースを作成、SNSで拡散した。

　北朝鮮は韓米日同盟が推進されていた21年5月、H容疑者らに日本の放射能汚染水放出に関連し、「怪魚出現」などのデマをインターネットに流すよう指示した。

宋元亨（ソン・ウォンヒョン）記者

チョソン・ドットコム／朝鮮日報日本語版記事入力 : 2023/03/16 15:01
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/03/16/2023031680081.html