欧州のEV市場はハイブリッドに「抜き返された」 2024年も「悪化する」と言える根本原因 ⇒ネットの反応「現状のEVというか、バッテリーでは普及は無理」「現状のEVが中古市場に大量に出回るようになったら二束三文だぞ?」

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欧州自動車工業会(ACEA)によると、2023年の欧州連合(EU)27カ国の新車登録台数は前年比13.9%増となる1054万7716台と、4年ぶりに1000万台の大台に乗った(図表1)。市場回復のけん引役になったのは、まずハイブリッド車(HV)である。HVは前年比29.5%増の272万台となり、新車市場の約26%を占める。

またEUが普及に力を注ぐ電気自動車(EV)も、前年比37.0%増の154万台と好調であり、そのシェアは新車市場の15%にまで拡大した。ディーゼル車の登録台数が143万台にとどまったことから、すでにEVの市場規模はディーゼル車を抜いたことになる。一方、ガソリン車も前年比10.6%増の372万台と、ニーズの底堅さを見せつけた。

こうして確認すると、EVの市場規模は順調に拡大しているように見受けられる。しかし四半期ごとの動きを見て行くと、EVの勢いが徐々に鈍化してきたことが分かる(図表2)。具体的には、2023年10-12月期の新車販売台数は前年比5.5%増と2四半期連続で鈍化したが、うちEVの押し上げ寄与は0.8%ポイントまで縮小した。

一方で、10-12月期の新車全体の成長率(前年比5.5%増)に対するHVの押し上げ寄与は、前期と変わらず6.9%ポイントと堅調を維持し、新車市場の回復を下支えしている。12月単月で見ても、EVの新車登録台数は前年比16.9%減と2020年4月以来の前年割れとなったが、HVは同26.0%増と、好調を維持し続けている。

つまり、EUの2023年の新車市場は、7-9月期まではEVとHVが回復をけん引したが、10-12月期に入るとEVの需要が明確に減退したため、残されたHVだけが気を吐いたことになる。年末にかけて明暗が分かれた形だ。なぜ、HVが好調を維持した一方で、EVは徐々に勢いを失っていったのだろうか。

EV販売低調の原因は「アーリーアダプター」の一巡か
ACEAはEVが失速した理由として、まずテクニカルな要因を挙げている。新車市場が低迷していた2022年も、EVは好調を維持していた。したがって、前年と比べた勢いが鈍化することは自然な動きだ。こうした「ベース効果」の観点から、EV市場の勢いは失われていったというわけだ。これがEV市場の失速の主因である。

それ以外にも、欧州においてEV購入にあたって給付されてきた補助金がカットされたことが、年末にかけてのEV市場の失速につながった。特に財政再建に着手したドイツでは、12月に予定より1年早く、補助金が打ち切られた。その結果、ドイツの12月のEV新車登録台数は、前年比47.6%減と、2022年から半減するに至っている。

そもそもEVは価格が高いため、EU加盟国はその普及に際して多額の補助金を給付してきた。つまり、近年のEV市場の好調は、政府による補助金に依存したものだった。しかし2024年からEUが加盟国に対して財政再建を進めるように指示を出したことで、加盟国は補助金の見直しに着手せざるを得なくなり、市場の失速につながった。

他方で、高インフレの定着で欧州中銀(ECB)が高金利政策を強化したことも、価格が高いEVには強い逆風として働いたと考えられる。価格が高ければ多額のローンを組まねばならず、金利負担も大きくなる。そこまでしてEVを買うユーザーは、そもそも限定的だろう。多くの人は安価なガソリン車やディーゼル車を買うはずだ。

筆者は過去のコラムで、ヨーロッパのEV市場の拡大はそろそろ一服すると繰り返し主張してきたが、概ね、その主張通りの展開となっている。これはモノの普及の流れに鑑みた場合、至極当然なことだ。要するに、「アーリーアダプター」による購買が一巡してしまったわけだ。それでも、EUは一段のEV普及に野心を燃やしている。

(略)

ところで、不調に陥ったEVを後目に、HVは年間を通じて好調を維持した。背景には、EVに比べて安価なこともあるが、そもそも各完成車メーカーがHVの供給を増やしたことがある。いわゆるCAFE規制などEUによる排ガス規制の強化を受けて、各完成車メーカーが従来型のガソリン車やディーゼル車に代わり、HVの生産を増やした。

EUが脱炭素化に躍起となった結果、HVがEV以上の好調を謳歌することになっている。これもEUの、EVシフトの戦術設計上のミスだと言えるかもしれないし、あるいはEUは、この事態をある程度は想定していたのかもしれない。

いずれにせよ、2023年の新車市場が最終的に選択したのは、EVよりもHVだったことになる。

(土田陽介)
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fe99ea12dc4385d522517643b1d14a33c48f5c3?page=1



管理人
ネットの反応
名無し
EVは所詮補助金頼りのでかいおもちゃ
名無し
近所の買い物くらいの距離ならEVは家で充電できるからいいんだけど遠出すると充電施設で30分かかるしな
寒いと効率落ちるし
バッテリーの劣化を気にして中古価格も暴落してて売りづらいしバッテリー交換で新車価格の半額くらいかかる
将来的にそういう問題が解決されたら選択肢に入るが今の段階だと金持ちが2台目で買うのはありだけど庶民で買うのはアホだけ
名無し
まだ金持ちの道楽の域を出ない
補助金の切れ目が縁の切れ目
名無し
現状のEVが中古市場に大量に出回るようになったら二束三文だぞ?
名無し
現状のEVというか、バッテリーでは普及は無理
名無し
EVは中古価格が悲惨と言うよりもバッテリーがどうにもならないから、そもそも売れない
 
とにかくこちらがお金を払って中古EVを引き取ってもらって新車のEVに買い換えるしかない悪魔のサイクルw
名無し
EV推ししてた日本のマスゴミ メディアは土下座もん
名無し
AIBBの「バスに乗り遅れるな」を思い出すわ
名無し
3年経つと、新車で買ったEVでもバッテリーが駄目になるやつがでてくるだろ
名無し
寒い場所で運転してたり、急速充電で充電してるとバッテリーなんてすぐ寿命がくる。
名無し
環境負荷がひどい、不便、充電ストレス、購入、保険、廃棄がぜんぶ割高
先進国じゃあ普及は無理だわ
名無し
トヨタは全固体ゆっくりでよくなったな
名無し
素人でも分かる問題ほったらかして
補助金で誤魔化して売ってただけだからなあ
補助金切れりゃそら売れなくなるわ




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