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唐木英明 (東京大学名誉教授)東京新聞10月3日の1面トップに『「印象操作」批判免れず』の大見出しと、『東電処理水安全アピール実演・トリチウム検知できない線量計・セシウム高濃度でなければ無反応』の小見出しが並んだ。他方、Web版では「東電、トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張 福島第一原発の視察ツアーで」という見出しになっている。
これに次のような記事が続く。『東京電力が福島第一原発の視察者に、放射性物質のトリチウムが検知できないうえに、セシウムについても高濃度でないと反応しない線量計を使い処理水の安全性を強調する宣伝を繰り返していることが本紙の取材で分かった。専門家からは「処理水の海洋放出に向けた印象操作と言われても仕方ない」と批判が出ている』
これに対して東京電力は「処理水ポータルサイト」で同日、「ご視察時のALPS処理水サンプルキットを用いたご説明について」という表題で「やわらかく」反論している 。また多くの人から、「印象操作」を行っているのは東京新聞の方だという批判が続いているので「いまさら感」があるが、あえて一言コメントしたい。
略
「トリチウムを検出できる線量計」はない
本題に入り、筆者は東京新聞がどんな事実をもって「印象操作」と断じているのか全く理解ができない。まず考えられるのが、見出しでも本文でも批判している「トリチウムを検知できない線量計」を使ったことである。しかし、これは「印象操作」の根拠にはなり得ない。そもそも野外で使用する線量計でトリチウムを検出できるものなどは存在しないからだ。
東京電力の「処理水ポータルサイト」には以下のように書いてある 。『トリチウムが出す放射線は弱いベータ線のため、直接測定することができません。そのため、放射線が当たると微弱な光を発する薬品(シンチレータ)を加え、その光の量を測定する特別な分析方法で濃度を確認します』。そして測定試料の調整に一昼夜かかるとも書かれている。
また東電の反論には以下のように書いてある 。『ALPS 処理水に含まれるトリチウムが出すベータ線は、紙1枚で遮られるほどエネルギーが弱く、処理水サンプルキット(ボトル容器)でベータ線が遮られること。従って、仮にベータ線を計測できる線量計で測定したとしても、放射線量を現場でお示しすることは難しいこと。また、説明時に使用しているガンマ線を測定する線量計では、ベータ線は測定できないこと。これらを、フリップおよびガンマ線を測定する線量計等でご説明しています』
東京新聞の記者は9月14日に視察したそうだが、その時に東電はフリップを使って「トリチウムは線量計で測定できない」ことを説明しているのだ。それでもなお「トリチウムが検知できない線量計」を使ったことを批判することは、不可能を求めている、すなわち単なる言いがかりにすぎない。この記事を書いた記者と、これを1面トップに持ってきた編集長には「東電が危険なものをごまかそうとしている」という印象を広める意図があったとしか考えられない。
全文はリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d22f5e8ec20f2b2ca974dc3002b4ef935b8ff56
原子力発電所を持っているならどの国でも、どの原発でもトリチウムは海洋放出されているのだ。 福島だけの問題ではないはずだ。
にもかかわらず、中国、韓国は自国の原発を棚に上げて騒ぎ立てるのはトリチウム以外の目的があるからに他ならない。
東京新聞は一部大学の教授からアドバイスを受け東電を批判した。
どちらを信じるのだろう。
こんなのどっちか分かるでしょうね。
本当に偏向報道と印象操作をするメディアは要らないと思います。
そんな人には、墓石がたくさんある霊園に放射線計を持ち込んで見せたらいいと思うよ。
事故や事件の真実を追求するためではなく、独り善がりの正義のために利用するためだから。
東京新聞に何を言っても無駄だが、東京新聞はこういう新聞だと周知する事に意味がある。