中国がゴビ砂漠で見せつけたロケットの成功 軍と民が一体で「宇宙強国」へ【経済記者が見た中国】
2023/03/19
有人宇宙船「神舟13号」を載せ、打ち上げられるロケット「長征2号F遥13」=2021年10月、中国・酒泉衛星発射センター(共同)
暗闇の向こうに、白いロケットがくっきりと浮かび上がっている。輝く塔のようだ。「10、9、8、7…」。カウントダウンが始まると、報道陣の間にも緊張と興奮が広がった。
「…3、2、1、点火!」
激しい炎がロケットの足元から噴き出し、少し遅れて「ゴオオオ」という爆音が届いた。発射台まで約1・5キロの距離があるためだ。ロケットは大地を離れ、ぐんぐんと夜空へ上る。10分もたたずに、小さな光の点となった。
2021年10月16日午前0時過ぎ、筆者は中国の「酒泉衛星発射センター」で、運搬ロケット「長征2号F遥13」による有人宇宙船「神舟13号」の打ち上げを取材した。ゴビ砂漠の中にあり、当局の許可がなければ立ち入りが難しい地域だ。中国政府の取材ツアーに参加し、日本メディアでは共同通信が唯一、現場に入った。中国はこの年、共産党の創建100年を迎え、国威を内外にアピールしようと意気軒高だった。軍と民間が一体となり「宇宙強国」を目指す中国。日本が新型主力機H3ロケット1号機の打ち上げに失敗し、宇宙開発で足踏みするのを尻目に、着実に実績を積み上げているのが現実だ。(共同通信=竹内健二)
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中国のはw
日本は一回もなし!なんよなあ
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