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大坂正明被告に懲役20年、東京地裁判決 1971年の渋谷暴動事件:朝日新聞
2023年12月22日 14時09分
1971年11月に起きた渋谷暴動事件で、警察官を殺害したとして殺人などの罪に問われた過激派「中核派」の構成員・大坂正明被告(74)に対し、東京地裁(高橋康明裁判長)は22日、懲役20年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。
被告は無罪を主張
起訴状によると、大坂被告は71年11月14日、東京都渋谷区であった沖縄返還協定に反対するデモで、新潟県警から派遣されて警備に当たっていた中村恒雄巡査(当時21)を、他のデモ参加者らと共謀して鉄パイプなどで何度も殴り、火炎瓶を投げつけて殺害したなどとされる。
大坂被告は72年に指名手配されたが、長年消息が途絶えた。2017年、広島市内の中核派アジトで別件で逮捕され、その後、殺人などの罪で起訴された。
昨年10月に始まった公判では「無実であり無罪です」と、起訴内容を否認。デモには参加したものの、警察官殺害の現場にはおらず、他の参加者らと共謀もしていない、と主張した。
半世紀前の「供述調書」が焦点に 翻した元学生も
事件では、警察官殺害などで有罪判決を受けた元学生4人が、事件後の検察の取り調べに「被告が(死亡した)警察官を殴っているのを見た」と述べた供述調書が存在する。検察側が大坂被告の有罪立証の根拠に位置づける一方、弁護側は「取調官による供述の強要や誤導があった」などと主張した。
公判では4人のうち3人が証人として出廷して尋問が行われ、2人が「被告を見ていなかった」と、かつての証言を翻した。もう1人はおおむね過去の供述を維持したが、一部調書とは異なる部分もあった。
地裁はこうした経緯から、4人の供述調書を証拠として採用した。ただ、証人尋問も踏まえて、調書と法廷での証言のどちらを重視し、大坂被告の警察官殺害への関与をどう認定するかが焦点だった。
大坂被告は、殺人罪のほか、多数の学生らとともに機動隊員に火炎瓶を投げつけるなどし、うち3人にやけどを負わせたとする公務執行妨害や傷害の罪、警視庁神山派出所に放火したとする現住建造物等放火の罪、危害を加える目的で武器を持って集合・移動したとする凶器準備集合の罪にも問われていた。
https://www.asahi.com/articles/ASRDP5FPFRDNUTIL04K.html
これ読むと学生150人全員死刑で良いと思うが。https://t.co/kPpZvyeUvK
— 歯ぎしりおじさん (@prooji) December 22, 2023
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