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長引く刑事裁判では、今回ようやく被告人質問が行われた。
この日も被告は初公判と同じように車椅子で法廷に現れた。初公判で読み上げられた起訴状によれば、被告は当日午後12時23分ごろから、豊島区東池袋の二車線道路を東池袋から護国寺方面に時速約60キロメートルにて走行中、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み込み、そのまま時速84キロメートルまで加速。
さらに時速96キロメールまで加速を続け、横断歩道付近にいた通行人や車に次々と衝突し、自身の妻を含む9名に重軽傷を負わせ、松永さん母子を死亡させるに至ったとされる。
だがこの日も、罪状認否と同様に「自分に過失はなかった」という趣旨の発言を繰り返した。
「自分はアクセルペダルではなくブレーキペダルを踏んだ」という主張だ。被告の話によれば、当日は12時半に予約していたレストランに向かうため、12時に家を出発したという。
妻を助手席に乗せ、被告がプリウスを運転した。東池袋交差点で左にカーブを切る手前で、異変を感じたという。弁護人 「普通はどうしますか?」
被告 「ブレーキペダルを踏んで減速して、左へ曲がるウインカーを出します。カーブに沿ってハンドルを切って、アクセルペダルを踏みます。
交差点手前には車線変更禁止のとこがあって、そこで左へ曲がる用意をしました。それで左ウインカーを出しました」この日もそのようにしたつもりだったというが「思ったより、スピードが速いと感じて。曲がる前には異常はなかったのに」と振り返る。
カーブを曲がるときはいつもブレーキペダルの上に置いているという右足は、この日も被告によれば同じようにブレーキペダルの上に置いていたのだという。弁護人 「そのときの車のスピードは?」
被告 「40~50キロだと思います。速いんです。思ったより速いスピードで曲がってしまいました」
弁護人 「ドライブレコーダーでは、左折の最中に『おお』という声をあげていますが?」
被告 「覚えていません」
弁護人 「では、なぜ『おお』だと思いますか?」
被告 「思ったよりスピードが出たから。アクセルを踏んでないのに、スピードが出たからではないかと」カーブを曲がり切ったところで車線を変更したというが、他にも異変を感じていた。
被告 「エンジンが異常に高速回転してしまって、ガードパイプと接触しました」
弁護人 「右足は?」
被告 「ブレーキのほうです」
被告によればブレーキペダルを踏んでいるのにもかかわらずスピードが出て、エンジンは高速回転したという。
被告 「アクセルペダルではないのに、高速回転になりました。加速しました」
弁護人 「どのあたりで?」
被告 「左車線に入った直後ぐらいです」
弁護人 「そのときの気持ちは?」
被告 「制御できなくなって、恐ろしくなって、パニック状態になったと思います」
幾度も「アクセルを踏んでいないのに、加速していました」と被告は振り返る。そしてパニック状態に陥ったそうだ。
だがそんな窮地にありながらも「調べようと、ちょっと視線を落として」自分の踏んでいたペダルを見たところ「床に張り付いて見えた」のだという。被告によればその後「ずっとブレーキを踏んでいたのに車は止まらず、交差点で車に衝突してようやく止まった」のだそうだ。
弁護人 「ドライブレコーダーに『どうしたんだろう?』の声がありますが?」
被告 「はっきり覚えていません」
弁護人 「では、なぜそんな声が出たと思いますか?」
被告 「思わざる加速に、驚いて発したんだと。何かおおきなものにぶつかって……」
弁護人 「そのとき、右足は?」
被告 「ずっとブレーキペダルを踏んでいたと思います」
ドライブレコーダーに記録されている状況については「覚えていない」ながらも、踏み間違いの可能性については一切言及はなく
「ブレーキペダルを踏んでいた」と繰り返した。また、パニック状態にありながらも、焦ってはいなかったと強調した。検察官 「ドライブレコーダーでは、バイクが接近して、車線を変更しているが、焦った運転をしたのでは?」
被告 「そんなことは、まったくありません」
検察官 「スピードについては、危険は?」
被告 「思いませんでした」
検察官 「カーブの途中で『おお』と声を出していますが、焦ったんですか?」
被告 「いいえ」
被告はこの日より前の2018年春ごろから杖をついて歩くようになっていた。もともと1本だった杖が、2本にもなっていた。
その前年には、足のふらつきを覚え病院を受診し、のちにパーキンソン病と診断を下されている。医師からは運転をやめるように忠告されていたが「(運転と足のふらつきは)関係ありませんでした。まったくなくて、普通に運転ができました」と、運転は問題なくできていたと強調する。
検察官 「高齢化すると、運動能力、判断能力、認知能力が低下しますね?」
被告 「はい」
検察官 「それらが低下したとは思わないんですか?」
被告 「認知機能も、運動機能も、車の運転については少なくとも問題ないと思っていました。車の使用頻度が上がっているので」90歳手前になり身体的な衰えを客観的に指摘されながらも、自身では運転には問題ないと考えていたようだ。
「目で見たものと、ドライブレコーダーの内容が違う」とも主張している。真実は被告の見たものか、それともドライブレコーダーに記録された映像か。次回の公判では遺族の松永さんが直接、被告に質問を行う機会が設けられる予定だ。
池袋暴走事故の被告「目で見たものとドラレコの内容が違う」と主張も - ライブドアニュース...
こういう保身だけには頭の回る姑息な老人だな
反論したほうがいいぞ
すげーなこのじじい
死ぬまでも死んでからもとことん苦しんで欲しい
いろいろ墓穴発言してる
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