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早稲田大学の女性助教に訓戒処分、博士学位論文などに改ざんや自己盗用
早稲田大学国際教養学部の女性助教が執筆した博士学位論文などに不正行為が見つかった問題で、早大は27日、博士学位論文を含む3本の論文と学会での発表に改ざんや自己盗用があったと認定して、同日付で女性助教を訓戒処分とした。
発表で、早大は「これらの不正行為は意図的に行われたとまでは認められない」として、学位は取り消さず、学位論文について訂正の機会を与えるとした。その他の論文などは取り下げるよう勧告した。
女性助教は早大大学院在学中の2019年に博士学位論文を執筆し、20年に博士号(教育学)を受けた。この論文や学会発表で中東6か国の女性を分析したとするデータを示したが、実際に分析した人数が異なっていたり、このデータを別の論文2本に出典を明示せずに引用したりしていた。22年6月に文部科学省などに研究不正の通報があり、早大が調査していた。
読売新聞 2024/03/28 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240328-OYT1T50004/
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★指導教官で論文審査主査の吉田文教授と癒着か
早稲田大学国際学術院に所属し、同大とカタール大学との共同研究プロジェクトに研究員として参加している沈雨香(シン=ウヒャン)助教(教育学)が2020年に博士学位を取得した際の論文をめぐり、論文の主要なテーマであるアンケート調査の集計・分析表が、内容の異なるテーマで執筆した別の論文の表と酷似するなど公正さに疑問があることが発覚した。
同種の疑問はほかの部分にもみられ、しかも専門知識がなくても容易に発見できそうなものばかりだが、なぜか論文審査で問題になった形跡はない。
審査を行った責任者は、沈氏の指導教官である吉田文教授。日本教育社会学会会長経験者で現在は日本学術会議の部会長を務める”文系の大物”だ。
吉田教授は沈氏の学部生時代から約10年にわたる親密な交流があるとみられ、師弟の馴れ合い関係を背景にずさんな論文審査が行われたとみられる。
全文はリンク先で
https://www.mynewsjapan.com/reports/4644
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