「高出力、高速充電、長寿命、完全」従来のリチウムイオンバッテリーより10倍速く充放電できる「ナトリウムイオンバッテリー」の量産がアメリカで始まる ⇒ネットの反応「EVには適してないけど、EVに急速充電するのに適してるな」

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ついに従来のバッテリーより10倍速く充放電できる「ナトリウムイオンバッテリー」の量産が始まる

スマートフォンや電気自動車をはじめとする多くの現行製品に使用されているリチウムイオンバッテリーには、環境破壊や資源の枯渇といった問題が付きまといます。リチウムよりはるかに豊富に存在しているナトリウムを使用し、リチウムイオンバッテリーより高速で充電できる新機軸の電池「ナトリウムイオンバッテリー」の商業生産に着手したと、アメリカのスタートアップ・Natron Energyが発表しました。

Natron Energy Achieves First-Ever Commercial-Scale Production of Sodium-Ion Batteries in the U.S.
https://www.businesswire.com/news/home/20240428240613/en/Natron-Energy-Achieves-First-Ever-Commercial-Scale-Production-of-Sodium-Ion-Batteries-in-the-U.S./

ナトリウムイオンバッテリーの最大の強みのひとつは、材料が入手しやすい点にあります。Natron Energyによると、同社のナトリウムイオンバッテリーは、ナトリウムの他にアルミニウムや鉄、マンガンなど豊富に入手可能な素材だけで製造されているとのこと。

身近なミネラルであるナトリウムは、地球上にリチウムの500~1000倍も豊富に存在していると考えられており、環境を害するような方法で採掘する必要もありません。また、生産地が限られるリチウムやコバルト、ニッケルなどのバッテリー原料とは異なり、ナトリウムイオンバッテリーの素材は安定供給が可能で地政学的なリスクに対しても強いとされています。

Natron Energyの共同CEOのコリン・ウェッセルズ氏は「アメリカ初の商用ナトリウムイオンバッテリー製造施設の操業を発表できることを嬉しく思います。ナトリウムイオンバッテリーは、高出力、高速充電、長寿命、完全に安全で安定した化学的特性を備えた、リチウムイオンバッテリーに代わる唯一無二の電池です」と述べました。

発表によると、Natron Energyのバッテリーはリチウムイオンバッテリーの10倍の速度で充放電し、即時の充電も可能であるため、短いサイクルで充電と放電を繰り返すバックアップ用バッテリーに適しているとのこと。また、5万サイクルという推定寿命も、この用途に向いています。

全文はリンク先で
https://gigazine.net/news/20240507-sodium-ion-battery/

関連

安定性という課題
ナトリウムは通常はソーダ灰(炭酸ナトリウム)から得られる一般的な元素だが、海水や沼沢地の泥炭など基本的にどこにでもある。そしてメンが説明する用途にちょうど適している。ナトリウムイオンはリチウムイオンよりもやや重く大きいので、クルマの底部のような狭いスペースに多くのエネルギーを蓄える用途には向かない。

「ナトリウムイオン電池は送電網に大きなインパクトをもたらす可能性があります」と、バッテリーに関する調査団体のファラデー財団でナトリウムイオン電池の計画を率いるランカスター大学教授のヌリア・タピア=ルイスは指摘する。ナトリウムイオン電池はリチウムイオン電池よりもやや大きく重くなるが、動かさずにそのまま設置しておけばいいので、重さや大きさは問題にならないからだ。

Natron Energyのナトリウムイオン電池は蓄電能力には欠けるが、充電も放電も早い。EVに利用するなら、航続距離を伸ばすよりもパワーを出すほうに向いている。そこで同社はこのナトリウムイオン電池を、送電網がひっ迫しているときにEVを急速充電する際に利用できると考えている。すでにEVの急速充電装置をサンディエゴに設置する計画を進行中だと、プシェは説明する。

「ナトリウムイオン電池」は、EVの新たな動力源になるか
...

関連ニュース
世界初の発見も…戸田工業が「ナトリウムイオン電池」開発
https://news.yahoo.co.jp/articles/138e5f44a4a3b31b2f3d86ed6ced892e1f42f551
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<日刊工業新聞> 性能はリチウムイオン電池の5倍 JAXAと名古屋大学が次世代電池を開発 基幹ロケット「H3」に搭載へ 軽量化と低コスト化も実現「電池は振動にも強く、寿命も長い」「価格はリチウムイオン電池の4分の1」 EVやドローンなどへの搭載も目指す



管理人
ネットの反応
名無し
もしこれが実現できたとしたら
あとは軽さと寒さへの耐性と価格と完全リサイクルが課題だな
名無し
寒さには問題ないらしい
名無し
> 10倍の速度で充放電
 
放電?
名無し
つまり、据え置きの大型バッテリーからEV車へ充電するときに急速でできるということだろう
名無し
出力も早いって事だな
重いからEV自体には使えないね
名無し
できてから言えよ
全固体電池も出る出るってさっぱり出ねえじゃねえか
名無し
出来て量産してるってニュースだよ
全固体電池はとっくに量産してるよw
名無し
基盤用の小型タイプならもう量産してるよ。
自動車向けはまだ先になる。
名無し
ナトリウム電池は住友化学がだいぶ前から研究してるはずだが音沙汰がない。。
名無し
エネルギー密度が低いから使えるニーズが限られるからね。
ポータブル電源とか車のバッテリーとかにはいいんじゃないかな。
名無し
5万サイクルってほぼ半永久じゃん
これが実現したら世の中ひっくり返るだろ
値段を見てもひっくり返りそうだけど
名無し
車のサイズが今の倍になるか、航続距離が今の半分になるからEV用としては微妙。
バスとか架線の無い鉄道とかにはいいかもね。
名無し
全固体電池だと10分でフル充電
1000km超走行可能なんだよな
名無し
走行距離は搭載量で決まるんで電池の仕様は関係ない
名無し
十倍早く充電して十倍早く放電しちゃったら意味ないじゃん
馬鹿なの?
名無し
馬鹿はお前だw




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